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CRPと歯周病
2006/07/31(Mon)
 CRPとはC反応性蛋白質のことを言い、全身性の炎症を示す指標である。
 歯周病が存在すると、それに起因した炎症性反応により、肝臓でCRPなどの蛋白質が増産され、このCRPにより動脈は炎症を起こし、血栓が生じ、心臓発作や脳卒中が引き起こされる。 


中年期から健康的な食事と身体運動が認知症を予防
2006/07/26(Wed)
 第10回国際アルツハイマー病・関連障害会議(マドリード)で研究者がメッセージ。
 中年期に健康的な食事を摂取して運動を行うと、数十年後に認知症にかかりにくくなる可能性がある。
 フィンランドでの1400名以上を対象とした研究では、20年後に、活動的で食事に魚と多価不飽和脂肪酸が多かった人たちの方が、活動的でなく食事で乳製品やピーナッツバター、ジャムから多くの飽和脂肪酸を摂取した人達より、頭脳が明晰で記憶力も良好な傾向があった。
 結論。歩くことと日本食がいい。ご飯と味噌汁と漬物、そして大豆製品、たまに近海で獲れる雑魚…これである。


コショウ嗅げば飲み込みスムーズ
2006/07/25(Tue)
朝日新聞より
 高齢者に多い誤嚥性肺炎の簡単な予防法が見つかる。
 食事前にコショウのにおいをかいでもらうだけで、誤って食べ物を気管や肺に吸い込む「誤嚥」が防げる可能性があると。
 誤って食べ物が気管支に入った場合、健康ならば咳き込んで排出できるが、高齢者の場合そのまま吸い込んでしまい、死亡することがある。
 コショウのにおいが脳に作用して、嚥下反射を起こすサブスタンスPという物質が増えるのではないかとみられている。


歯周病の人ほど脳血管障害に
2006/07/20(Thu)
 歯周病を改善すれば、認知症(ぼけ)になるリスクを軽減できる可能性。
 歯周病による炎症で歯周組織(歯肉や歯を支える歯槽骨など)の破壊がすすんでいる人ほど、自覚症状がほとんどない脳血管障害(無症候性脳血管障害)を起こしやすいことが、ぼけ予防協会の調査委員会(委員長、渡辺東北大教授)の研究でわかる。
 


全身疾患のリスク要因となる歯周疾患
2006/07/18(Tue)
 6月3日、東京都渋谷区の日仏会館で、DTIアジアサーキットシンポジウムが開催される。
 東京医科歯科大学名誉教授の石川 烈氏は「従来、歯科と医科は異なる領域として分かれていたが、歯科においては歯周病が全身にさまざまな影響を及ぼすことが、明らかになっている」と。
 口腔の健康が全身の疾患にとって非常に重要であることがはっきりしてきている。
 「たかが歯磨き・されど歯磨き」である。


タバコの毒・ダイオキシン並み
2006/07/15(Sat)
朝日新聞より
 山梨大学医学工学総合研究部の北村教授らが、米学術誌「キャンサー・リサーチ」に発表。
 タバコを吸うと、猛毒ダイオキシンが大量に体内に入った時と同じ反応が細胞内に起こる。
 タバコが原因とみられる妊娠異常や癌などはダイオキシンの健康被害と似ており、同じメカニズムが関与している可能性がある。


血管外科から見た歯周疾患
2006/07/12(Wed)
 東京医科歯科大学の血管外科の岩井教授が「口腔内細菌による血液汚染と全身の主用動脈閉塞を探る」と題し、研究発表。
 口腔・喉頭は多くの強毒・弱毒の巣であり、それらはいろいろの刺激で容易に血中に入る。血中に入った菌は心臓や血管などの病的部位に取り込まれやすい。このため口腔ケアは心臓・血管系疾患の発病予防に有効である可能性が高い。


「笑って健康」学会設立へ
2006/07/11(Tue)
2006.7.7 M3.COM医療ニュースより
 笑うことで、どんな活力や刺激が生まれ心身への効能があるのかを科学的に検証し、成果を健康維持に役立ててもらおうという「笑いと健康学会」が発足した。
 豊橋には天下の「落語天狗連」がある。リーダーは私の友人の「髪屋三代」こと小林君だ。シャギーライブにもまたゲストで出演してもらおうと…。
 笑いで歯槽膿漏が治るかも。


クランベリーが虫歯に…
2006/07/10(Mon)
M3.COM 医療専門ニュースより
 クランベリーに含まれる抗酸化物質が主要な虫歯原因菌を抑制することを示す研究結果が発表される。
 


魚の脂肪が歯周病に効果
2006/07/07(Fri)
 魚に含まれるエイコサペンタンサン(EPA)が、歯周疾患に関連する骨の損失を予防する可能性が、ウサギを用いた動物実験によって示された。(ボストン大学歯学部)
 魚のオメガ3脂肪酸から合成される生理活性物質が炎症抑制作用があるとする研究報告が多数みられる。


コーヒーでアルコール性肝硬変8割減
2006/07/06(Thu)
日経メディカルオンラインより(2006.7.3)
 12万5000人を22年間追跡した結果、毎日コーヒーを4杯以上飲む人は、そうでない人に比べて、アルコール性肝硬変の発症率が5分の1であったことが判明。
 コーヒーに含まれる何らかの成分がアルコール性肝硬変を予防している可能性があるようだ。
 ただし、コーヒーの多量摂取は骨粗しょう症の危険因子のひとつとされている。


歯周疾患と糖尿病
2006/07/05(Wed)
 糖尿病が、口腔内組織に悪影響を与えていることは、かなり前から認められていた。歯周病は糖尿病の合併症のなかで6位にあげられる。最近の研究結果により、慢性歯周疾患は血糖のコントロールに大きく影響していることが判明している。


口腔の健康と全身性疾患との関係
2006/07/04(Tue)
Dental Tribuneより(2006,7)
 歯周疾患は局所感染症であると長い間考えられてきたが、ここ数年の研究により、歯周疾患が全身性疾患に罹患した患者のさまざまな健康状態や病態に関連していることが明らかになった。
 これらの疾患には、「全身性感染症」「循環器疾患」「妊娠性疾患」「呼吸器疾患」「糖尿病」が含まれ、歯周疾患により死亡率は増加している。
 おもにグラム陰性菌の歯周組織への感染は、広範な免疫学的、炎症性反応を引き起こし、全身性疾患の発症原因となることが示唆されている。
 


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